手つむぎもめん専門店|益久染織研究所ブログ


和製紡績機「ガラ紡」ってどんなもの?

公開日: : 最終更新日:2019/04/03 本部法隆寺店

※このブログは、下記の情報とリンクしています。

「手つむぎ糸・ガラ紡糸の生産背景変更についてのお知らせ」

益久染織研究所は、中国山東省の自社工場において手つむぎ糸を主体に生産しておりましたが、諸事情により新たには生産できなくなりました。そのため、手つむぎ糸にかわり、和製紡績機「ガラ紡」による糸の生産に移行いたします。和製紡績機「ガラ紡」のことを知っていただきたくてこのページを作りました。

【和製紡績機「ガラ紡」】

ガラ紡

和製紡績機「ガラ紡」

明治初期に『臥雲辰致(がうんたっち)』(発明家)が発明した臥雲式紡績機です。手紡ぎ糸の風合いに、一番近い糸が作れる製造方法です。

昭和の初期、日本でも一時主流となりましたが、西洋紡績機が導入されるようになると、あっという間にすたれてしまいました。

その要因は、

製造に時間がかかることと、繊維長の短いものしか紡げなかったこと。

戦後すぐの日本では、整った物資がなく、落ち綿や再利用繊維をガラ紡機にかけ、糸にしていました。

今でいうところの、リユースの精神です。

しかしそれも、日本の経済発展と共に需要がなくなってしまいました。

 

さて、中国山東省の自社工場にあるガラ紡機は、会長廣田が中国へ招聘されたとき既に、現地にあったもの。

戦時中、日本が満州国で産業を作るため持ち込んだガラ紡機。それは、繊維産業の盛んな地域を転々とし、山東省へ渡ってきました。

益久とガラ紡機。改めて、このすばらしいご縁に感動ですね。

 

平成に入り、改良を施したガラ紡機は

繊維長が長い綿も紡げる、優秀なガラ紡機へと生まれ変わりました。

先にお伝えしました   「製造に時間がかかること」   は、この機械の大きな魅力。ゆっくりゆっくり紡ぐから、手つむぎに近い大変風合いのよい糸がつくれるのです。

ガラ紡機が主流だったころのイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

【ガラ紡機用_綿筒に綿を詰める様子】

ガラ紡の写真
益久のガラ紡糸は、中国山東省でかつて一度も農薬を使わない畑で自然栽培をした綿を使って糸をつくります。手つむぎ糸と同じ素材です。

同じ素材を、ガラ紡機を使って紡ぎます。

手つむぎと同じく、時間をかけ、綿に負荷をかけないで紡ぐ。

手仕事ではありませんが、丁寧な職人仕事です。

手つむぎと同等の品質をお届けいたします。

 

【1日あたりの生産量の比較】
てつむぎで糸を作る場合: 1日 約80g/人
ガラ紡機で糸を作る場合: 1日 約40g/錘
ガラ紡はそれひとつでは大変時間を必要とする製造方法。しかし、機械であるがゆえに稼働数を増やすことができるため、同じ時間単位で考えると生産量は手つむぎよりも多くなります。

 

錘これ1つが1錘(すい)です。

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Comment

  1. 中村勝正 より:

    ご担当者 様

    突然のご連絡失礼致します。

    日鉄物産ホームファッションの中村と申します。

    当社としましては、寝装品関連の商材を中国で生産し、
    日本の卸や通信販売の得意先に対して
    製品を販売しております。

    この度御社のホームページを拝見させて頂き、
    ガラ紡の素材について詳細ご教示頂きたいです。以下3点ご教示頂けますでしょうか?

     ① ガラ紡の生地を中国の縫製工場へ
        販売頂くことはできますでしょうか?

     ② 生地幅は何㎝~何㎝まで対応可能でしょうか?

     ③ 無地染やプリント等の染色は可能でしょうか?

    弊社については、山東省に自社のふとんカバーの縫製工場を持っており、
    仮に生地売して頂ける場合、
    自社の縫製工場で商品化しふとんカバーの製品を輸入したいと考えております。

    (ふとんカバーに使用する生地は160㎝もしくは220㎝が主流です。)

    以上、突然連絡させて頂き恐縮ですが、
    ご教示宜しくお願い致します。

    中村

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